2025/05/23
タイ vs 日本のマンション—“目に見えない差”とは?

外観は美しく、設備も充実。価格帯も近い。

それでも、日本とタイのマンションには「決定的な違い」が存在します。

そしてその多くは、“目に見えないところ”に隠されています。

この記事では、見た目では分からない「構造・管理・制度・文化の違い」を掘り下げ、

なぜ日本のマンションが“資産価値として安定している”のかを解説します。

◆ 外から見えない違い1:建築基準の厳しさ

■ 日本

  • 震度7の地震でも倒壊しない構造(新耐震基準)
  • 免震・制震・耐震の3方式が一般化
  • 行政による建築確認が厳格で、建築後も監査制度あり

■ タイ

  • 地震リスクが低いため、耐震設計の法的義務が薄い
  • 設計・施工の品質は業者によりバラつきあり
  • 地盤改良・杭基礎工事が行われていないケースもある

→ 同じ“高層マンション”でも、構造の信頼度は大きく異なる。

◆ 外から見えない違い2:管理体制の透明性

■ 日本

  • 区分所有法により、住民による「管理組合」が運営
  • 定期総会・修繕積立金・長期修繕計画が義務化
  • 会計・収支報告が毎年公開される

■ タイ

  • 管理会社任せが多く、住民の関与が限定的
  • 修繕計画や財務状況がブラックボックスになりやすい
  • 建物の老朽化対応が後回しになる傾向

→ 日本では**“住んでいない間も資産がきちんと守られる仕組み”**が存在する。

◆ 外から見えない違い3:法律・制度の整備レベル

  • 日本の不動産登記制度は極めて厳格かつ透明
  • 所有権・借地権・共有持分などが法的に確定
  • 将来の相続・売却時にも「誰が何を持っているか」が明確

一方、タイでは法整備が進行中であり、

外国人が土地を所有できないなどの制限も存在します。

◆ 外から見えない違い4:文化と日常への意識

日本では、「清潔さ・静けさ・整った共用部」が日常レベルで求められます。

  • エントランスは毎朝清掃
  • ゴミ出しは時間・分別ルールが厳格
  • エレベーターや廊下での私語や私物放置は敬遠される

つまり、**住民の意識レベルが“物件の美観と価値を支えている”**のです。

◆ タイ人投資家が驚く“当たり前”の例

「東京で購入した築15年のマンション。

内装はもちろん、共用部の壁や床が新品のように美しい。

管理費が安いのに、ここまで保たれるとは驚いた」

— バンコク在住 投資家

◆ 結論:同じ価格帯でも、見えないところで差がつく

価格、広さ、設備が同じでも、

構造、管理、文化、制度の“目に見えない部分”こそが、

不動産の真の価値と長期安定性を決めるのです。

◆ “見えない安心”が、日本の不動産の価値をつくっている

タイと日本のマンションは、表面上は似ていても、

長く持った時、手放す時に“資産として差が出る”構造がある。

だからこそ、

“目に見えないところまで信頼できる不動産”を持つなら、日本。

それが、世界中の投資家が日本を選ぶ最大の理由です。