2025/05/23
子どもをインターナショナルスクールに──都心の教育環境付き物件ガイド

子どもの教育は、富裕層が住まいを選ぶ際にもっとも重要視するテーマのひとつだ。

そして、もし「世界水準の教育を、日本で、しかも都心で受けさせたい」と考えるなら、インターナショナルスクールが徒歩圏にある物件は、まさに理想の選択肢といえる。

近年では、外国人だけでなく、日本人富裕層の間でもインターナショナルスクールへの注目度が急上昇している。さらに、物件そのものも「教育環境」を軸に選ぶ人が増え、“学びと暮らし”を両立させる住まいが、資産としても高い評価を受けているのだ。

本記事では、都心で人気のインターナショナルスクールと、そこに通いやすい“教育特化型物件エリア”を詳しく解説する。


■ 都心に集中する“ハイレベル校”の存在感

東京23区には、世界中から注目される質の高いインターナショナルスクールが多数存在する。なかでも、以下のエリアは“教育”を軸に物件選びをする富裕層にとって最も人気の高いロケーションだ。

  1. 港区(麻布・広尾・南青山)
    • Nishimachi International School
    • The British School in Tokyo(麻布台ヒルズ校)
    • Tokyo International School

    ⇒ 各校とも徒歩10分圏内に高級レジデンスが集まり、教育・医療・商業施設も充実。

  2. 渋谷区(代々木・恵比寿・松濤)
    • Aoba Japan International School(代々木キャンパス)
    • Tokyo International Progressive School

    ⇒ 若い富裕層ファミリーに人気。保育園・習い事施設も豊富。

  3. 世田谷区(二子玉川・成城)
    • Saint Mary’s International School
    • Seisen International School

    ⇒ 緑が多く、安全で、子育てに最適な住宅地。広めの一戸建ても選べる。


■ 住まい選びの新常識「スクールアクセス」

これまで、物件選びは「駅から何分」「築年数」「間取り」といった軸が中心だったが、教育志向の強いファミリー層は「通学のしやすさ」を第一優先に置くようになってきている。

たとえば、通学バスを使わずに徒歩または自転車圏内でインターナショナルスクールに通える環境は、子どもの安全面・生活リズム・親の送り迎えストレス軽減など、多くの利点がある。

また、同じエリアに多くのスクールファミリーが住んでいるため、教育水準の高いコミュニティが形成されていることも、見逃せない価値だ。


■ 投資としても成立する“教育立地”

意外に思われるかもしれないが、教育を理由に選ばれる物件は、投資用としても非常に強い

理由はシンプルで、「買う人・借りる人が常に一定層いる」からだ。特にインターナショナルスクール周辺の高級マンションは、外国人駐在員や企業役員ファミリーにとってニーズが高く、空室率が非常に低い

たとえば、広尾の築浅マンションでは、月60万円以上の家賃でも即入居が決まるケースが多く、資産価値も安定している。購入後にライフスタイルが変わっても、貸して運用・売って利益化の両方が可能という柔軟性は、富裕層にとって大きな安心材料となる。


■ 教育環境×ライフスタイルの両立

インターナショナルスクールがあるエリアは、ただ教育レベルが高いだけではない。周辺には、ミシュラン掲載の飲食店、英語対応のクリニック、オーガニックスーパー、インターナショナルな習い事教室など、ファミリーに嬉しい環境が揃っている。

これは「教育」ではなく、「暮らしそのもの」の質が高いことを意味している。親も子も“学べる”街として、こうしたエリアはまさに次世代型の住まい選びの最前線なのだ。


■ 子どもが通う先に、資産価値がある

“教育が先か、住まいが先か”。

迷うまでもなく、答えは「どちらも同時に手に入れる」時代に入っている。

子どもの未来を考えてインターナショナルスクールを選ぶとき、同時にそれを“資産戦略”とすることは十分に可能だ。

教育×立地=価値ある資産。

その発想が、今の不動産選びに求められている新しい常識である。