「日本にいなくても家を買えるの？」「現地に行かずに物件を購入できるの？」
そんな疑問を持つ海外在住の方は多いと思います。実は、日本の不動産市場では、海外にいながらでも購入手続きを進める仕組みが整っています。
この記事では、物理的に日本にいなくてもスムーズに日本の不動産を購入する方法を、ステップごとに具体的に解説します。
1. 信頼できる日英対応の不動産会社を見つける
まず最初にするべきことは、海外の不動産購入に慣れた不動産会社を選ぶことです。
言語の問題だけでなく、「オンライン対応」「海外送金」「委任契約」など、日本にいない状態でも取引を完了させるノウハウを持った業者をパートナーにすることが重要です。
理想は、以下のような対応ができる会社です：
- 英語または中国語でのコミュニケーション
- ビデオ通話やチャットによる打ち合わせ
- 電子契約や国際郵送での書類処理サポート
- 税務・管理・運用までのワンストップ体制
2. オンラインでの物件提案＆内覧
物件探しは、ZoomやLINE、WhatsAppなどのビデオ通話ツールを活用すれば、リアルタイムで営業担当とやり取りできます。最近では、次のようなリモート内覧サービスが増えています：
- スマホを使ったライブ内覧中継
- 高画質の室内写真・動画の提供
- 周辺環境のレポート（騒音、交通、治安など）
これらを通じて、現地に行かなくてもリアルに物件の雰囲気をつかむことができます。
3. 書類手続きは郵送や電子署名で対応可能
契約書の署名や身分証明書の提出などの事務作業も、郵送やスキャンPDFによる対応が可能です。
日本では電子契約の導入も進んでおり、条件次第では完全オンライン完結の取引も実現できます。
【必要な主な書類】
- パスポート（コピー）
- 住所証明（公共料金の請求書や居住証明書）
- 印鑑（署名でも可）
- 納税管理人の指定書類（日本国内の代理人が必要）
4. 決済と登記手続きもリモートで完了
物件の最終決済や登記（名義変更）についても、司法書士に委任することで、日本に渡航することなく完了します。
残代金の支払いは、SWIFT送金や日本国内のエスクロー口座への振込などで対応。
登記申請も司法書士が代理で行い、所有権移転が正式に完了します。
司法書士とのやり取りも、英語対応の事務所を選べば、通訳不要でスムーズです。
5. 購入後の管理もオンラインで完結できる時代に
購入後の不動産管理は、信頼できる管理会社に一任するのが一般的です。
賃貸運用を希望する場合も、下記のようなサービスが受けられます：
- 入居者募集・審査・契約
- 家賃回収・送金レポート
- 退去時のリフォーム・修繕
- 年間税務処理（確定申告のサポート）
これにより、オーナーが日本に来ることなく、資産運用が継続できます。
まとめ：渡航せずとも、今は“買える時代”
以前は「日本に行ってから物件を探す」ことが当たり前でしたが、今はオンライン環境が整い、日本に一度も来日せずに物件購入から登記・運用まで完了することも可能です。
もちろん、信頼できる専門家との連携が前提になりますが、それさえあれば海外からでも安心して日本の不動産を手に入れることができます。
「忙しくて日本に行く時間がない」「まずは投資目的で所有したい」
そんな方こそ、今こそチャンスかもしれません。