2025/06/09
ドバイ、香港、シンガポール発…乗り継ぎも楽しい日本行きルートの極意

直行便だけが贅沢な旅の正解ではありません。
いま、ラグジュアリー旅行者や旅慣れたトラベラーの間で人気なのが、「トランジットをあえて楽しむ日本行きルート」。経由地でのグルメやショッピング、空港のラウンジ滞在までも“旅の一部”として満喫し、目的地・日本への到着前から高揚感を育てていく。そんな**“2都市を味わう旅”**のスタイルが注目されています。

ここでは、人気の国際ハブであるドバイ・香港・シンガポールから日本へ向かう際の、快適で楽しい“乗り継ぎ型日本旅”の極意をご紹介します。


ドバイ経由:アラビアンラグジュアリーを味わい尽くす、優雅な乗り継ぎ

航空会社:エミレーツ航空(Emirates)
主な経由路線:欧州~ドバイ~成田・関空

ドバイ経由の日本行きルートは、“豪華さ”と“エンタメ性”を最大限に味わいたい旅行者に人気。エミレーツ航空のファースト&ビジネスクラスでは、乗り継ぎ時間にドバイ国際空港の専用ラウンジが利用でき、シェフ監修のアラビア料理やシャワールーム、仮眠スペースまで完備。

さらに時間に余裕があれば、空港から市内まではタクシーで20分。乗り継ぎ時間が5~6時間あれば、ブルジュ・ハリファ観光+モールでの高級ショッピングも可能。
「移動」ではなく、「滞在のひとコマ」として楽しむのがドバイ式乗り継ぎ旅の極意です。


香港経由:アジアンモダンを満喫する、都市型トランジット

航空会社:キャセイパシフィック航空(Cathay Pacific)
主な経由路線:欧州・東南アジア~香港~成田・関空・福岡・名古屋

香港国際空港は、「乗り継ぎの快適さ」世界トップクラス。キャセイのファースト&ビジネスクラス利用者は、「The Pier」「The Wing」などのラグジュアリーラウンジで、香港式点心ブッフェやバーカウンターを楽しめます。

また、5~6時間のレイオーバーがあれば市内観光も十分可能。空港直結のエアポート・エクスプレスで中心部まで約24分。
「セントラルでお粥と点心を」「ビクトリアハーバーで夕暮れを」など、短時間でも濃密な体験ができるのが香港乗り継ぎの魅力です。


シンガポール経由:チャンギ空港は“空港”ではなく“巨大エンタメ空間”

航空会社:シンガポール航空(Singapore Airlines)
主な経由路線:豪州・東南アジア~シンガポール~東京・大阪・名古屋・福岡

シンガポール・チャンギ空港は、“世界一楽しい空港”として名高く、乗り継ぎ時間がもはや待ち時間ではありません。
屋内滝「ジュエル」、蝶の庭園、映画館、プール付きの空港ホテルまであり、5時間以上のレイオーバーであれば、空港内だけでリゾート気分が味わえます。

シンガポール航空の「Suites(ファーストクラス)」利用者は、専用ラウンジ「The Private Room」で和牛やシーフード料理をゆったりと堪能できます。
また、トランジットツアー(無料市内観光プラン)を活用すれば、**空港+街+機内の全体験で“3段階の旅満足”**が叶います。


トランジット時間を“待ち時間”にしない、3つのポイント

  1. 5時間以上の乗り継ぎなら「空港+ミニ観光」のW活用が可能
     → 市内アクセスが良い都市を選べば、ちょっとした買い物やグルメ体験も実現。

  2. 航空会社ラウンジを最大限に活用するため、上位クラス利用 or 有償アップグレードも検討
     → ビジネスクラスなら乗り継ぎもくつろぎの時間に。

  3. “夜便→午前到着”ルートで、日本に着いた瞬間から1日フル活用できる旅に
     → 長距離+乗り継ぎでも時差の負担を抑えられるスケジューリングが理想。


まとめ:乗り継ぎこそ、“知っている人だけが得をする”旅のテクニック

今や、乗り継ぎは“効率”ではなく“体験価値”で選ぶ時代。
**「ひと手間=ひと味深い旅」**を楽しめる人にとって、経由地は第2の目的地。
ショッピング、グルメ、空港エンタメ……すべてが旅のプロローグになるのです。

次の日本旅行、直行便ではなく「乗り継ぎを楽しむ贅沢」を選んでみてはいかがでしょうか?