旅行が決まったら、まず探し始めるのが「航空券」。
でも、同じフライトなのに検索するサイトや購入するタイミングで、1万円以上も差が出るなんてザラ。実際、多くの旅行者が「あとで見たら安くなっていた…」「セール逃した…」と後悔しています。
そこで今回は、“航空券はどこで買うのが一番お得か?”という素朴で切実な疑問に答える実践ガイドをお届けします。
旅行上手な人が使っている「購入サイトの選び方」「ベストな時期」「裏ワザ検索法」まで、すぐ使えるヒントをまとめました。
まず知っておきたい:航空券の価格が動くロジック
航空券の価格は「残席数」「購入時期」「曜日」「イベント」など複数の要因で変動します。基本は「早めに買う方が安い」と言われますが、実際の底値は出発の6~10週前が多いとされます(特に国際線)。
また、旅行ピーク(年末年始、ゴールデンウィーク、夏休み)では、3か月以上前から上がり始め、直前で跳ね上がる傾向があります。
逆に**閑散期(2月・6月・11月)**は直前でも安くなることも。
購入先①:航空会社の公式サイト
信頼とキャンペーンに強い「王道」
航空会社の直販サイトは、タイムセールやプロモーションが頻繁にあり、公式予約限定の割引や特典が狙えます。
特にANA・JAL・シンガポール航空・キャセイパシフィックなどは、日本路線向けの限定オファーを設けることが多く、定期的にサイトを覗くのがおすすめ。
公式で買うメリット:
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予約変更や払い戻しが比較的スムーズ
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上級会員プログラムとの連携がしやすい
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セールが多い(例:タイムセール/年末プロモ/ブラックフライデー)
デメリット:
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複数航空会社を横断比較しにくい
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LCC(格安航空会社)は別にチェックが必要
購入先②:比較検索サイト(メタサーチ)
例:Skyscanner/Googleフライト/Kayak/Trip.com
「一番安い便はどれ?」を知りたい人には、**比較検索サイト(メタサーチ)**が便利。複数の航空会社・旅行会社の価格を一覧で表示し、時期別の最安値も把握できます。
Skyscannerは「月別最安値カレンダー」が見やすく、Googleフライトは「価格予測と通知機能」が秀逸。
Trip.comはアジア系航空券に強く、アリペイや現地通貨での決済にも対応。
注意点:
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表示された金額は「手数料抜き」のこともある
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予約先が旅行代理店の場合、変更・返金がやや煩雑になることも
購入時期のコツ:いつ買うのが正解?
路線タイプ | ベストな購入タイミング | 補足 |
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国際線(中距離・長距離) | 出発の2か月前〜6週間前 | 価格が安定し始める時期/セール対象にもなりやすい |
LCC(近距離便) | 3か月前のセール時 or 出発2週間前の値下がり狙い | ZIPAIRやエアアジアXは閑散期に“直前割”が出やすい |
ハイシーズン(年末・GW) | 出発の3〜4か月前までに購入が鉄則 | 座席枯れも早く、遅れるほど高騰しがち |

予約の裏ワザテクニック
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“シークレットモード”で検索する
→ 同じブラウザで何度も検索すると価格が上がる(クッキー対策) -
火曜日・水曜日午前中が安い傾向
→ 多くの航空会社が月曜夜に在庫調整・価格更新を行う -
往復より“片道×2”で買うと安いことも
→ LCCや異なる会社の組み合わせが有効(例:行きZIPAIR、帰りJAL) -
価格通知を活用して「下がったら買う」
→ SkyscannerやGoogleフライトの“価格アラート”機能を使えば、好機を逃さない
最後に:目的地+旅のスタイルで“最適ルート”は変わる
安く買うコツは数あれど、「何を優先するか」で正解は変わります。
とにかく価格重視 → 比較検索+セール狙い
日程・到着空港の正確さ重視 → 公式サイトで早期購入
柔軟な旅程OK → 価格通知+時期ずらしでチャンスを狙う
安い航空券を見つけられれば、その分ホテルや食事、アクティビティに予算を回すことができます。
航空券は“旅の戦略の第一歩”。 上手に選んで、旅全体をもっと豊かにしましょう。