2025/06/09
深夜便・早朝便・直行便…日本行きの旅を快適にする選び方ガイド

旅行の満足度は、「どこへ行くか」だけでなく「どう行くか」で大きく変わります。
特に日本行きのフライトでは、出発時間や乗り継ぎ有無によって旅の疲労感や現地での過ごし方が大きく左右されるのが現実です。

深夜便ならではの時差調整、早朝便で1日をフルに使うメリット、そして直行便がもたらす安心感――。
今回は、日本行きフライトを選ぶうえで押さえておきたい「時間帯と便タイプの選び方」を、旅のスタイル別に分かりやすくご紹介します。


① 深夜便(レッドアイフライト)

▶ 睡眠をうまく取れれば“時間もお金も得する”上級者向けルート

出発が22:00〜翌2:00、到着が早朝〜午前中の便が多く、航空券が安くなる傾向あり。
深夜便の最大のメリットは「移動中に寝て、朝から日本をフルに楽しめる」こと。
現地に着いてすぐに行動開始できるため、時間効率重視のビジネス客や、週末旅行者に人気です。

✔ メリット

  • ホテル代1泊分が不要

  • 到着日に観光・ショッピングをフル活用できる

  • 価格が割安なことが多い

✖ 注意点

  • 機内で眠れないと“最初の1日が地獄”

  • 空港アクセスが夜間だと不便な地域も

  • 子連れ・高齢者には不向きなことも


② 早朝便(朝7時前後発)

▶ 「帰りはこれが最強」──最終日を目一杯使いたい人に

帰路便におすすめなのが早朝便。
たとえば日本を朝7:00に出発すれば、同日中に現地到着 → そのまま職場復帰や次の予定へ、という「弾丸旅」が可能に。

また、日本を拠点にした東アジア行きLCC(ZIPAIR、ピーチなど)では、早朝便を活用するとホテルのチェックアウト後〜空港までの時間もスムーズに使えます。

✔ メリット

  • 日中の移動を避けられる

  • 観光最終日を“夜遅くまで満喫”して翌朝帰国

  • ビジネス・出張にも効率的

✖ 注意点

  • 朝4時台の空港アクセスはタクシー頼みになる地域も

  • 前夜に寝不足だとつらい

  • 空港ラウンジや飲食店が営業時間外のことも


③ 直行便

▶ 誰にとってもベストな選択肢。“安心と時短”の王道ルート

乗り継ぎストレスがなく、荷物の紛失リスクも大幅減。航空券代がやや高くても、乗り継ぎによる時間と体力のロスを考えると、トータルで“得”ということも多い

特に家族連れや高齢者、日本旅行が初めての人には、「直行便=安心感」の象徴。JAL・ANAだけでなく、チャイナエアライン、シンガポール航空、キャセイパシフィックなどが日本各都市への直行便を多数運航中

✔ メリット

  • 疲労が少なく、スムーズな入国・移動が可能

  • トランジット遅延や乗継不安がない

  • 荷物の管理が1回で済む

✖ 注意点

  • 価格が高め(特に繁忙期)

  • 人気路線は売り切れが早い

  • 発着時間帯の選択肢が少ないことも


④ 乗り継ぎ便(経由便)

▶ 価格と都市体験を両立する、旅慣れた人の“裏選択肢”

ドバイ・香港・シンガポールなどのハブを経由する便は、価格が抑えられるうえ、経由地の空港ラウンジや観光まで楽しめるのが魅力。
中東や欧州からの旅行者には、「途中で1泊するストップオーバー型日本旅行」も定番です。

✔ メリット

  • 総額が安くなることが多い

  • 長距離移動でも区切りをつけられる

  • 複数都市を一度に楽しめる(例:シンガポール+東京)

✖ 注意点

  • 遅延・乗り継ぎミスのリスク

  • 乗り換えの移動が面倒な空港も

  • フライト時間が長くなる


あなたに合うのはどの便?スタイル別おすすめ

旅行タイプ 最適な便種 理由
弾丸・週末旅行 深夜便 or 早朝便 移動と観光を効率よく両立できる
ファミリー・初めての日本 直行便 移動がシンプルで安心感がある
出張・会議出席 早朝便(帰国)+直行便(往路) スケジュール調整がしやすい
コスパ重視 or 複数都市巡り 乗り継ぎ便 費用を抑えつつ+αの体験も

まとめ:旅の“スタート地点”をどう設計するかが、満足度を決める

日本行きフライトの選び方ひとつで、到着後の体調、観光時間、気分までも変わります。
安さで選ぶのか、安心で選ぶのか、体力温存か、効率重視か──。
それぞれの旅スタイルと目的に合わせて、「最適な1便」を選べば、空の旅そのものがあなたの旅の一部として輝きます。

次の日本旅行は、ぜひ**“時間帯”と“便の特徴”に注目してチケットを選んでみてください。**