鳥のさえずりを聞く“森のサウンドツアー” 耳を澄ますだけで、風景が変わる体験

鳥のさえずりを聞く“森のサウンドツアー” 耳を澄ますだけで、風景が変わる体験

森の中を歩いていると、ふと耳に届くさえずり。チチチッ、ホーホケキョ、ピィーヨ、コツコツと木を叩く音。普段ならただの“背景音”として流してしまうようなその音に、少し意識を向けるだけで、森の表情がまったく違って見えてくる。そんな体験ができるのが、「森のサウンドツアー」である。...
夏の虫取り遠足と虫図鑑作り 小さな命と出会う、発見の一日

夏の虫取り遠足と虫図鑑作り 小さな命と出会う、発見の一日

草むらをかき分けて歩く。耳をすませば、セミの鳴き声、バッタのはねる音、葉の裏に隠れた小さな足音。虫たちの気配が満ちている夏の野原は、子どもにとって宝の山だ。網を持ち、帽子をかぶり、リュックを背負って出かける虫取り遠足は、ただの遊びではない。命を見つめ、記録し、図鑑として残すこの体験は、自然と学びが自然に交差する豊かなフィールドワークとなる。...
雪の上で寝ころぶ1日 音のない白い世界で、五感をひらく旅の記憶

雪の上で寝ころぶ1日 音のない白い世界で、五感をひらく旅の記憶

一歩、また一歩。雪を踏みしめるたびに、キュッと足元から音が返ってくる。その音すらも次第に遠のいていき、ふと立ち止まると、まるで世界から音が消えたような感覚に包まれる。そんな“音のない時間”を味わえるのが、雪原での寝ころび体験である。特別な技術も道具もいらない。ただ雪の上に身を預け、白に包まれる。旅先で得られるこの静寂の体験は、心に深く刻まれる一日となる。...
田植え体験で“いただきます”の本当の意味を 土にふれて知る、命と暮らしのつながり

田植え体験で“いただきます”の本当の意味を 土にふれて知る、命と暮らしのつながり

食事の前に自然と口をつく「いただきます」という言葉。日本では当たり前のように使われているが、その背景にある意味を本当に理解している人は、どれほどいるだろうか。田んぼに足を踏み入れ、自らの手で苗を植える体験は、この何気ないひと言に込められた感謝とつながりの意味を、身体と心で深く実感させてくれる。...
書道と墨づくりのルーツを体感しよう 文字にこめる“想い”と“香り”の文化を知る旅

書道と墨づくりのルーツを体感しよう 文字にこめる“想い”と“香り”の文化を知る旅

一文字に想いを込めて筆を走らせる――その静かな時間には、言葉では表現できない感情や精神の揺らぎがある。日本の書道は単なる習字ではなく、精神を整え、集中し、自己を表現する美意識の世界だ。そしてその根底には、「墨」という素材の存在がある。書道体験とあわせて墨づくりのルーツにふれることができるプログラムは、日本人が文字に託してきた想いや手仕事の奥深さを実感する時間となる。...
お祭りの太鼓を叩いてみよう 音に乗せてふれる、地域のリズムと躍動感

お祭りの太鼓を叩いてみよう 音に乗せてふれる、地域のリズムと躍動感

遠くから聞こえる太鼓の音は、それだけで心が騒ぐような感覚を呼び起こす。日本の各地で行われる祭りでは、太鼓の音が人を集め、空気を揺らし、心をひとつにする役割を担ってきた。太鼓はただの楽器ではなく、祭りそのものを支える“呼吸”のような存在であり、地域の魂が響く音である。その太鼓を実際に叩き、自分の手でその響きを感じる体験は、音楽や文化という枠を超えた、身体ごとの参加となる。...