タイと日本の“構造強度の差”は、命と資産を守れるかの差

タイと日本の“構造強度の差”は、命と資産を守れるかの差

「タイと日本、同じ価格帯のコンドミニアムならどちらが安全?」 この問いに“即答”できる人は多くありません。しかし、両国の「建物をつくる基準」には、明確な差があります。そしてそれは、命と資産を守る能力そのものの違いに直結します。 ■「構造強度」=“目に見えない安心” 不動産選びで見落とされがちなのが、建物の“中身”、つまり構造設計と施工精度です。 タイでは法的に耐震基準が緩い、もしくは存在しない建物がまだ多くあります。一方、日本では、震度7の大地震に耐える設計・施工が法律で義務付けられているという点が、最も大きな違いです。...
日本のマンションは50年後も価値があるって本当?

日本のマンションは50年後も価値があるって本当?

「マンションは年数が経てば価値が下がる」——これは、世界の常識かもしれません。 しかし、日本の都市部、特に東京や大阪では、その常識が少しずつ変わり始めています。 実際、日本の新築マンション価格は年々上昇し続け、中古マンションでも築30年を超えてなお値上がりしている物件が増えています。 では、なぜ“時間が経っても資産価値が残る”どころか“上がる”ことすらあるのでしょうか? ポイントは「場所・管理・法制度」 日本の不動産市場では、物件の価値を決める大きな要素が次の3つです: 立地(駅近・都心・人気エリア)...
なぜ日本のマンションは震度7でも壊れないのか?

なぜ日本のマンションは震度7でも壊れないのか?

世界中の富裕層が注目する「日本のマンション」。その魅力の一つに、「震度7でも倒壊しない」と言われる圧倒的な耐震性があります。 日本では2011年の東日本大震災をはじめ、阪神・淡路大震災、熊本地震など、過去に幾度となく大きな地震に見舞われてきました。しかしその中で、新耐震基準以降に建てられたマンションの倒壊は、ほぼゼロ。これは世界的にも異例の数字です。 なぜ、日本の建物はここまで地震に強いのでしょうか? 1981年、新耐震基準がすべてを変えた...
「揺れただけでパニック?」—バンコク地震と日本の“安心資産”

「揺れただけでパニック?」—バンコク地震と日本の“安心資産”

2024年、バンコクで観測された小規模な地震。震度にして日本でいえば「揺れを感じる程度」のものでしたが、多くの人々がSNSでパニック気味にその恐怖を語り、エレベーターを止めたり、外に避難したという声も目立ちました。 日本で暮らす人々にとっては、正直「え?この程度で?」と思うかもしれません。しかし、この“感じ方の差”こそが、日本不動産の最大の強み—**「安心という価値」**を象徴しています。 地震大国だからこそ磨かれた“耐震文化”...
売却出口まで見据える「賢い購入戦略」

売却出口まで見据える「賢い購入戦略」

「安く買って、高く売る」——それが不動産投資の基本ですが、 日本の富裕層やプロ投資家たちはそれだけで満足しません。 彼らが大切にしているのは、**「いつ・誰に・どう売るか」までを購入時点で逆算する“出口戦略”**です。 この記事では、日本不動産を買うタイミングで考えておくべき“売却出口”を見据えた賢い購入戦略を、外国人投資家向けに解説します。 ◆ 購入時に「売る時のこと」を考えるのがプロ 不動産購入の失敗例で多いのが、 「自分が気に入った」だけで買ってしまう 将来の買い手像を想定していない 売却に時間がかかる物件を選んでしまう...
タイ人が日本の不動産を買うときの税金・コスト完全ガイド

タイ人が日本の不動産を買うときの税金・コスト完全ガイド

「日本の不動産は魅力的だけど、実際いくらかかるの?」 この質問は、タイの富裕層から最も多く寄せられるものの一つです。 本記事では、タイ人が日本の不動産を購入する際に必要となる税金・諸費用・維持コストを、初期費用から年間コストまでわかりやすくまとめます。 ◆ 初期費用編:購入時にかかるお金 不動産を購入する際には、「物件価格」以外に以下の諸費用がかかります。 ■ 1. 仲介手数料 不動産会社への報酬。 目安:物件価格の3% + 6万円(+消費税) 例)1億円の物件なら約396万円(税込) ■ 2. 登記関連費用(司法書士費用含む)...